2011年6月10日金曜日

スプラウト3:歴史、栄養、被災地の事も


三日目の朝です。
こんなに根っこが伸びました。


ここまで来たら、冷蔵庫で保存した方が良いです。
自分で作るスプラウトは、市販のモヤシと違い、茎は伸びていません。
太い根と、その内、豆から、葉っぱの芽が出て来ます。
それとも、市販の太い茎のようなものも、根の一部なのかしら?
どちらにしても、これが、自分で作るモヤシ(スプラウト)の姿です。
市販のモヤシのようにはなりません。


お皿に入れるとこんな感じ。
家では、このまま、オリーブオイルと玄米酢とお醤油をかけて食べます。
又は、そのままつまんでバリバリと。


よくよく見ると、小さな葉っぱが出始めています。
あまり大きくしすぎると、ちょっと苦みが出て来ます。

そうそう、栄養価でした。
この緑豆の場合、タンパク質が20%、ビタミンはA, C, Eを含み、
鉄とカリウムが豊富です。
ちなみに、スプラウトの王様、アルファルファは、
タンパク質が35%、ビタミンA, B, C, E, Kが含まれ、
カルシウム、マグネシウム、カリウム、鉄、亜鉛が豊富で、
人参と同じくらいのカロチンと葉緑素が含まれているそうです。
小豆も同じような感じですが、こちらは、アミノ酸が、トリプトファン以外、
全て含まれているそうです。

含まれている栄養素は少しずつ違いますが、スプラウトは何れも、栄養が豊富です。
皆、独特の味で美味しいですが、味の面から言うと、
私はひまわりと、蕎麦が特に美味しいと思います。

スプラウトの歴史は古く、東洋では古代から食され、身体の健康だけでなく、
健全な精神を維持する為にも欠かせないものとされて来ました。
現代でも、先月亡くなったインドの霊的指導者、サイババ師も
その講話の中で、発芽させた豆類を生で食べなさいと言っておられます。

西洋の歴史は比較的浅く、ヨーロッパの大航海時代、長い間陸地に寄らず航海するため、
ビタミン不足で起る壊血病で多くの船員たちが命をなくした為、
1770年代に、有名な、クック船長がレモンと、ライム、そして、スプラウトを
船員たちに食べさせ、命を救ったという事です。

長い航海でも使われたように、スプラウトは、豆や種である原料は長期保存が利き、
安価である事、
水さえあれば、すぐに育つ事、
栄養価が非常に高く、バランスがとれている事から、
健康食として、とても優れています。

そう考えてみると、災害時の緊急食料としても、良いのではないでしょうか?
被災地の皆さんは新鮮な野菜が不足していると聞いています。
水は必要ですが、豆さえあれば、自分たちでもすぐに育てる事が出来、
火を使わなくても食べる事が出来、
豊富な栄養を取る事も出来ます。
(自分で書きながら、これはすごい! と思ってしまった!)

もしかすると、豆の生命力は、放射能に対しても、威力を発するのではないでしょうか?
これは、憶測ですが…
誰か研究してないかしら?


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