2011年8月16日火曜日

にが菜の炒め物


この春、苦瓜の苗を買いに行ったとき、
その隣に、にが菜というものが売っていました。
珍しいものは何でも興味を持ってしまう私としては、
試さなくてはと、買ってしまいました。
夏になって、ウサギの耳のような大きな葉っぱに育ち、沢山増えて来ました。
他の葉っぱ類はバッタの餌食となり、
レースのように穴だらけになっているにもかかわらず、
モロヘイヤとこのにが菜だけは、穴一つ開かず、この高温の夏も元気に育っています。
さて、どんな物か、葉っぱをちぎって食べてみたら、なんと苦いこと!!
さすが、にが菜というだけのことはあります。
多分、バッタもこの苦さでは食べたくなかったのでしょう。

右上に、バッタにやられたかわそうなバジルが


まずは、塩麹に漬けて、同じく塩麹に漬けた豆腐と和えてみました。
苦さはありますが、以外と癖になりそうな味。

今日は、玉ねぎ、絹ごしの厚揚げと一緒に炒めてみました。
これはなかなか美味しかったです。
ごま油少々を熱し、玉ねぎを透き通るまで炒めて、
にが菜を入れ、しんなりしたら、厚揚げを入れて、
少し混ぜてから、醤油で味付けしただけです。

本場の沖縄では、どうして食べているのかしら?

ちょっと調べてみました。
以下の表は「沖縄伝統農産物データベース」というサイトから拝借しました。

沖縄に伝来された時期
海岸沿いの岩場や砂地に自生するキク科の植物で栄養素が高く、沖縄では,琉球王朝時代から食され、風邪の予防等利用されてきました。
沖縄の生活習慣との関連
昔はこの青汁を飲んでいたそうです。県内どこでも手に入る野菜で、汁物に入れたりすることが多いです。
外観や食味等の特徴
ニガナというように苦味が特徴です。アクがあるので、和え物や生で食する時は、冷水にさらすのがよいでしょう。
栄養成分面の特徴
ビタミンCやビタミンA、カルシウム、カリウムを豊富に含みます。生の葉には独特の苦味があり、煎じて飲めばゴーヤー同様の効果があると重宝されています。
伝承されてきた利用法
利用法としては、汁物やかき揚げの他、生の葉を細かく千切りにし、豆腐とピーナツバターで白和えにするのが一般的です。


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