2011年6月22日水曜日

レモンライス


ニューヨークにいたとき、
友達の集まりなどはほとんどポットラック(各自一品持ちより)でした。
そういうとき、必ずレモンライスを持って来てくれるインドの女性がいました。
私は、このレモンライスの爽やかな酸味が大好きで、
いつもインドの人に作り方を聞きましたが、
皆の答えは、「あー、とても簡単よ」。
でも、詳しい事は聞きそこない、結局、どう簡単なのか分からずじまいでした。
日本に帰って来てからも、チャンスがあればインドの女性に聞いていましたが、
結局、「あー、あれはとっても簡単」。
ついに教えてもらったレモンライスは、別物でした。
どうも、北と南では同じインドでもレモンライスが違うようです。
これは、南式?
あきらめかけていたとき、何と、何年も前に、
知り合いが自費出版して、私にもくれた薄い料理本に載っていたのです。
それ以来、特に夏によく作ります。
残りご飯にも最適です。

材料:
炊いたご飯   2カップ半
レモン汁    一個分
塩       適量
マスタードシード(黒い芥子の種)   小さじ1(今日は切らしていたので、ディジョンマスタードの粒タイプで代用
ヒング(アサフォーティダ)    一つまみ
カリーリーフ   8〜10枚
生カシューナッツ  ひとつかみ
ターメリック粉   小さじ1/4
植物油      大さじ2

  1. フライパンで油を熱する。
  2. カシューナッツをきつね色になるまで炒め、取り出しておく。
  3. 同じ油を使って、ヒング、カリーリーフ、マスタードシードを熱する。
  4. シードがパチパチ言って来たら、塩、ターメリック粉、レモン汁を入れ、最後にご飯を入れる。(レモン汁の量は好みで調節する)
  5. 数分炒める。
  6. カシューナッツを飾り、熱いうちに食べる。
ヒングは、大変匂いのきつい、(多分)何かの木の樹脂のようなものです。粉末の状態でプラスティックの容器に入って売っています。日本ではヒンとも言うようです。
カリーリーフ(カレーの葉)はカレーとは関係ありません。インド料理でよく使われる香りの高い葉っぱです。乾燥して売っています。
ヒングもカリーリーフもインド食料品店で手に入ります。
生カシューナッツの代わりに生ピーナッツもよく使われます。

今日は、少しターメリックが少なかったようです。ちょっと色が薄い。
でも、味は良かったです。

2 件のコメント:

  1. はじめまして。
    おいしそう!
    レモンライスは南インドのおふくろの味です~
    これにココナツのチャツネを添えたりしていただきます。
    シンプルだけどごちそうに。
    思い続けたレシピに出会えるとうれしいですね。

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  2. peaceful childさん、コメント有り難うございます。
    やはり、これは南インドの味なんですね。
    ココナッツ チャツネ、それに、コリアンダーリーフのチャツネも、美味しいですね。関東はこの数日、まるで南インドのような熱さです。と言っても涼しい時の南インドかも…
    レモンライスを食べて乗り切ります!

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