横浜で毎年恒例の「ディヴァリ イン 横浜」があって、
お手伝いに行って来ました。
一日目は雨と風で設営も大変。人出もぽつぽつという感じでしたが、
二日目は夏のようなお天気になり、大変盛り上がりました。
何はさておき、これは菜食のブログなので、
まずは、食べ物から。
ブレッド パコラ
ブレッドパコラは食パンにチャツネをはさみ、
パコラを作る時の衣(ひよこ豆の粉とスパイス)につけて、
揚げたものです。
あつあつを食べたらとても美味しいです。
パコラの衣の材料:
ベサン粉(ひよこ豆/チックピーの粉) 2カップ
水 1カップ
コリアンダー粉 小さじ1/2
クミン粉 小さじ1/2
ガーリック粉 小さじ1/8
ターメリック粉 小さじ1/4
カイエンペッパー 小さじ1/4
塩 小さじ1&1/2
べ―キングソーダ 1つまみ(小さじ1/2弱)
レモン 1個
好みの野菜
揚げ油
- 大きなボールにひよこ豆の粉を入れる。
- 手で混ぜながら、少しずつ水を加えて行く。手で、粉の固まりを全て、ほぐしておく。
- 衣はホットケーキの生地より少し硬いくらいが良い。固過ぎるようなら、少し、水を加えても良い。
- スパイス、塩、べ―キングソーダを加え、よく混ぜる。
- レモンの汁をしぼり、衣に加え、かき混ぜる。
- 薄切りにした野菜(茄子、ジャガイモ、人参、タマネギ、など、バナナでもよい)に衣をつけ、天ぷらを揚げる要領で、赤みを帯びた茶色になるまで揚げる。
このレシピは、ほんの一例で、
各家で、独自のスパイスを入れるようです。
シナモンやヒングを入れる家もあります。
中身の材料も色々です。
パンのパコラは、以前、私も食べさせてもらったことがありましたが、
その時の中身は、ただ、食パンの薄切りだけでした。
今日の屋台は、パンを、チャツネでサンドイッチにして
それに衣を着けて揚げていました。
インド人の友達が教えてくれましたが、
パンのパコラを作る時は、衣を少し濃いめにして、
指を衣に突っ込んで、上に上げると
衣が糸を引いてついて来るくらいが良いのだそうです。
何とも、インドのお母さんらしい、
実践的なアドバイスでしょう?
前に、パンのパコラを食べさせてくれた人は、若い男性で、
大学の寮の食事によく出て来たので、懐かしくて自分でも作るのだと言っていました。
セヴプーリ
セヴ プーリは、ジャガイモ、玉ねぎ、香菜、チャツネと
セヴ(ひよこ豆の粉で出来た塩味の細いヌードル状のおやつ)と、
小さなぺったんこの揚げたパンを
混ぜ合わせたものです。
他にも、セヴの変わりにお米のポンを使ったベル プーリ、
小さなプーリ(ゴルフボールの大きさの、中が空洞の揚げたパン)の
上に穴をあけ、ヨーグルトとチャツネを入れたもの(ダヒ プーリ)
等がありました。
セヴの材料:
ベサン(ひよこ豆の粉) 2カップ
カイエンペッパー 小さじ1
ターメリック 小さじ1
塩 小さじ1
水 1/2カップ
揚げ油
- ひよこ豆の粉とスパイス、塩を混ぜる。
- 水を加え、なめらかなペーストにする。
- 油を中温に熱する。
- ペーストを数秒間、泡立てるように強く混ぜる。
- ヘラでペーストをすくい、穴があいている金属製のザル(網ではなく、丸い穴があいたもの)にこすりつけて通し、油の中に入れる。
- ペーストの水分が多過ぎて薄いと、ヌードル状にならないので、注意。
- 少しきつね色になったくらいで引き上げる。揚げてからも色が濃くなるので注意。
- 絞り袋で絞り出し、蚊取り線香のようにしても良い。
セヴプーリのセヴは細い、素麺状のものが小さくなったものです。
インドの家には、これを作るトコロテンを突くみたいな道具があるようです。
横浜でのディヴァリは、今年は東北の復興を祈願することがテーマでした。
始めて知ったのですが、
このフェスティバルが開催された山下公園は今は観光スポットですが、
元は、関東大震災の瓦礫を埋め立てて作った公園だそうです。
そういう歴史もあって、東北の復興を特に祈るお祭りになったのでしょうか。
何と言っても、フェスティバルでは、皆さん食べるのが楽しみのようです。
色々なインド料理屋さんが軒を並べ、どれも大盛況。
スパイスも、
グッズもあります。
ディスプレーもインド風。
エンタテーメントも。
スピリチュアルも。
そして、ディヴァリは光のお祭り。
東北復興へのキャンドルサービスも。